上坂さんの続き(2)

 上坂冬子さんは首相の靖国神社参拝についての中国の言い分は筋が通らないと言っている。サンフランシスコ平和条約により中国はA級戦犯に関する発言を封じられているとのこと。しかし、同条約が尊重されなければならないとしても現に中国で起きている反日の動きをもはや無視することはできない。
 国家の約束が条約だが、歴史ではその条約が時の流れの中で形骸化、乃至は空洞化してしまうこともある。人間の営みは日々刻々目まぐるしく変化している。社会の動きの実態に器(条約)が釣り合わなくなる。最近では民団と総連の歴史的和解なるものが脆くも壊れてしまった。人間同士の約束がいかにいい加減で当てにならないかが明らかになっていると思う。約束を交わしたりそれを破ってみたり人間は愚かなのだ。結局、最終的には自分(達)の都合でしか動かない。条約といえど所詮は一枚の紙切れに過ぎない。そんな古いのにいつまでも拘泥するより、また話し合いをして新しい紙切れを作る方が賢いのではないか。
 民主党の小沢さんが政権を取れば中国との関係は大きく変わるだろうな。