2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

高額の買い物

耐震強度の偽装問題で日本中がてんやわんやの大騒動になっている。テレビに出演した弁護士が「物権の所有権は手放すが、ローンだけが残る可能性がある」と云っている。眠られずに困っている住民の方々への補償が急務だ。 手品師のマギー司郎さんが「徹子の部…

健康について

僕は60歳に手が届くところまで来た昨今ですが、幸い自分の体について具合が悪いと思われる箇所はどこもありません。唯一点、血圧の薬を飲んではいますが…。数値は安定しています。自分から「もうこんな人生は厭だから早く死にたい」などとは毛頭思いませんが、…

国家の難局

北方領土。日本は魚にエサだけ奪われて何時まで経っても釣ることが出来ない釣り人のようだ―。小泉首相とロシアのプーチン大統領の会談結果についての報道に接し、私はそう思った。ロシア経済は今好調で、それがプーチン大統領の強気を支えたとも伝えられてい…

元祖プロレス

毎年、大晦日の夜は家族でNHKの紅白歌合戦を見るのが多数の日本人の在り様といわれてきた。しかし、最近では必ずしもそうではないらしい。裏番組で総合格闘技の「プライド」が台頭してきた。今年は吉田と小川が対決する。 力道山が懐かしい。柔道出身の木村…

言葉の解釈の違い

日常生活で言葉の解釈の違いから不快になることはよくある。だからといって使わなければ潤滑油がないのと同じで、お互いの生活そのものが成り立たない。私たちはその間を漂流しながら毎日を過ごしている。人はそれぞれ生い立ちや受けた教育の程度が異なるか…

良い死に方

本田美奈子さんの急性白血病による死のニュースには衝撃を受けた。先日、秋の定期健診を受けた。日常生活では特に血圧に気を遣っている。測定の際のほんの短い間だったが、そのおばさんと冗談っぽい話をした。「死ぬ時は苦しまずにころっと逝きたい」と僕。「最…

秋から冬へ

秋競馬の真っ最中です。来週はジャパンカップ。東京競馬場辺りでは落ち葉が舞い散り黄葉が綺麗ですね。過去に3度観戦に行きました。滋賀県に見事な紅葉で名高い永源寺があります。2度行きました。2度目は感動も小さくなりましたが、黄と紅だけではなく緑も光…

フランス暴動

フランスの暴動はその後どうなったかな?「口は災いの元」という諺がある。サルゴジ内相の「おまえらクズだ」等の差別丸出し発言は正にそれだ。取締りの責任者(日本では江戸時代にその役目をする人を火付け盗賊改め方と呼んだらしい)が、逆にマッチで火を付…

大工の棟梁

Mさんは明治33年(1900年)に生まれた。19世紀最後の人間の一人だ。平成8年(1996年)にその生涯を終えた。職業は三代続いた大工の棟梁だった。 終戦で米国の進駐軍が来て宿舎が必要になり、Mさんはそれを造る一人として参加した。米兵とのやり取りが面白か…

日本社会についての雑感(番外編)

ポスト小泉は誰かが政局の大きな焦点になってきた。それとともに増税が避けて通れない課題である。では増税の是非を巡ってまた総選挙で民意を問うかというと、それはないだろう。一部にそんな考え方があるにしても、政治を司る当事者たちにとってはどこ吹く…

性教育

著名人の結婚会見で記者が「お子さんは何人を予定していますか」と質問する。すると「それは全く予想できません。赤ちゃんを運んでくるコウノトリに聞いてください」と答える。こんな場面をたまにテレビで見る。子供の頃、ウォルト・ディズニーの漫画映画で…

負担増

或る老人のボヤキを聞いたなどと書くと、なんと不謹慎なやつだとお叱りを受けるだろう。70歳以上の人の医療費が今の1割負担から2割になるとの話がある。それは少し言い過ぎだと思うが、政府が冥土へ行くのを少しでも早めようとしていると、嘆いている老…

日本社会の変化(後編)

最近では、民主主義は大衆民主主義と呼ばれる傾向にあります。先日テレビを見ていたら、第一級の評論家が言っていました「小泉政治は劇場型の大衆迎合のそれで、人気取りに走り過ぎている。先に何か危険なものを感じる」と。 しかし私はこの考え方には同意し…

酒呑み

僕はかつて、二日酔いの男との異名を貰っていた時期があった。最近では歳のせいもあってか流石に呑めなくなっている。若い頃愛読した「福翁自伝」には、主人公が酒豪だったが歳をとるにつれて呑めなくなって行ったことが記されている。“鯨飲”などという言葉が…

日本社会の変化(前編)

当然のことで恐縮ですが、社会が変化してきたので憲法改正が問題視されるようになってきました。私は所謂「団塊の世代」ですので戦前の日本を知りません。戦前と戦後の違いを生活実感として認識できません。しかし、現体制化でも社会の変化は理解できます。 …

文化芸術的な難題とはなんだい?

今の時代、官民を問わず無駄の排除が第一義的な価値観になっている。かつての高度経済成長期とは違いお金を湯水のように使うことは許されない。例えば、最高裁で死刑が確定した罪人を長期間生き長らえさせて置くのは税金の無駄もはなはだしい。よって、即、…

京都議定書

ブッシュ米大統領が来日する。京都で小泉首相との首脳会談が行われるが、そこで思い出されるのが京都議定書だ。地球温暖化防止を目的として先進国に二酸化炭素など温室効果ガスの具体的削減目標を定めた初の国際議定書で、民主党のクリントン前大統領時代の…

インシャラー

パリが燃えている。僕が連想したのは歌手アダモの「インシャラー」と作家・永井荷風(遊び人)の「ふらんす物語」である。フランスに行ったことも住んだ経験もないので生活の実感からは何も分からない。 報道によると、2週間くらい前アラブ、アフリカ系の移…

一枚の絵

10月の下旬に家族旅行をした。1泊2日で神戸・大阪が目的地、有馬温泉に宿を取った。メンバーは家内、娘、義母それに私の4人だ。私は元来イン・ドア派なので自分から誘ってまで旅に出かけることはない。いつも連れて行っても貰う方である。神戸・大阪は…

放火記者

NHKの記者が放火で逮捕された。受信料不払いが加速しているとの背景があり、今回の事件がそれに油を注ぐ結果になると懸念されている。 報道記者などという職業は一見カッコ良い。憧れを抱く若者も多い。過ちを犯したのは未だ若い将来ある青年だが、一生を…

法相舌禍事件

新たに法務大臣に任命された杉浦正健(せいけん)氏の発言が物議をかもした。死刑制度に対する疑問を述べ、自らの信条から死刑執行命令書へのサインは行わないと明言したのだ。しかし、その1時間後にはその発言を撤回した。朝令暮改とはこういうことを言う…

叙勲について

毎年春秋には叙勲が行われている。今秋も森光子さんや長嶋茂雄さんが話題になった。僕が子供の頃、大抵の家には天皇・皇后両陛下の写真が飾ってあった。御両名様ともにその胸は勲章で満艦飾だった。戦前には華族制度も存在していた。彼らの写真もまた然りで…

政冷経冷

中国共産党の序列で4位の要人が、平山郁夫さんに「現在の『政冷経熱』が、『政冷経冷』になってしまう可能性もある」との懸念を表した。朝日新聞が数日前に報じている。その理由は言うまでもなく、小泉首相の靖国参拝である。 私たちは個人の人間関係において…

保険屋

明治安田生命で大量の不正が発覚した。契約の手間を省いて営業成績を上げるのが目的だった。どんな商売もそうだがノルマを達成しようとして行き過ぎてしまう。競争社会は厳しい。 私の知人で10年ほど前に56歳で胃がんで亡くなった人がいる。生命保険が嫌…

平成の変

昔、稲作の発達で人間の定住化が進んだ。収穫の増大を図るため、灌漑事業が必要となった。だが、その方法は単一ではなかった。「俺の言うことを聞け」「否、逆にこっちのやり方を採れ」…。どちらかが譲れば丸く治まるが、そうでないと入れ札か殺し合いしかな…

好きな小説家

僕の話をダサイなどと言うこと勿れ。そんなことは別にどうでもいいが、先日テレビでダサイ男の物語をやっていた。今、そのビデオを断片的だが見ている。太宰さんである(おー寒……治)。 彼の小説は若いころ読んだがもう忘れてしまっている。でも「面白いこと…

女帝

女性天皇が誕生する形勢になってきた。日本の歴史上、女性天皇はいた。宇宙の果てから“卑弥呼”が「出てくるのが遅かったわね」と呼んだのかもしれない。 愛知万博の開催期間中、皇太子様と同妃が会場を訪問された。雅子様は、体調の御都合もあり公務を控えら…

女性のリーダーシップ

現代日本では、女性の社会的地位の向上が加速されている気がする。報道によると、経団連の奥田会長が企業における女性登用の重要性を説いた。今年6月には全国で150行ある邦銀の中で初の副頭取になり話題になった女性もいる。マラソン界では現時点では、…

私流文章論

新聞やテレビを通じて社会現象を見ても知識がないと理解できない。しかしながらそれは多いにこしたことはないが、どこまでいっても切がない。完全ではない。案外、人間の心の奥に潜む直感の方が重要かもしれない。 映画「未知との遭遇」は“宇宙人に出会う(…

際物

狂言師の和泉元彌さんが「ハッスル・マニア2005」への参戦を正式発表した。プロレスの興行らしい。自由・資本主義の社会だから大いに結構。金儲けがお上手なので拍手を送りますが、ある種の違和感を覚えます。それは私だけでしょうか。 和泉さんは200…