朝鮮民主主義人民共和国

 6者協議が決着し北朝鮮が譲歩した。核の全面放棄となった。それはそれとして…。日本との話し合いが復活するが拉致問題については解決済みだそうだ。救う会経済制裁を声高に叫んでいる。それは止むを得ない措置ではないか。だが、日本国政府は態度を曖昧にしている。6者協議が枷になり、経済制裁を実行できないのではないか。
 我々、個人に於いてもギリギリの決断を余儀なくされる場面があるが、国家の政治となるとなおさらだ。
 昔、私の通う地元の中学校の隣に朝鮮高校(大学も併存?)があった。確か学帽の記章が三菱のマークのようだった。彼らの運動会を見た。昭和三十五年頃だと記憶している。棒倒しなんかを果敢に、やっていた。しばらく後で中京競馬場の方に引っ越したとの噂を聞いた。同じ町内にも朝鮮籍の人が居た。いっしょに遊んだ子もいる。小学校も中学校もいっしょだった。なんだか距離間があって話づらい子もいた。
 どうも朝鮮の人たちの多くは日本人に怨念を抱いているらしい。仲良くしたいのだが島根県辺りでも、うまくいかない。“イムジン河”の歌の中に「だれが祖国を分けてしまったの?」とある。朝鮮戦争は日本の統治を離れてから起きている。歴史の素人の私にはその辺の事情が分からない。
 地村保さんは言っている。「相手がテーブルをポンと叩いたら、ポンポンと二度叩き返すくらいの強気が必要だ」と。北朝鮮との交渉は弱腰になってはいけない。