言葉の怖さ

 昨晩、夢を見た。なんと僕が閹魔大王にペンチで舌を抜かれそうになっていたではないか。朝起きて少し気味が悪かった。僕は、かなり能弁の方だ。放送局と云われたこともある。止まらなくなる。それで失敗もした。こちらが冗談でも相手はそうは受け取ってくれない。逆に「馬鹿にするな」とシッペ返しを喰う。僕も昨今は多少、大人になったので、“考えて物を云う”ようになった。言葉は、ないと不便だが、あっても使い方によっては邪魔どころか凶器にもなる。
 人間関係は言葉(口頭・文字のいづれにせよ)のやり取りがすべてだ。僕たちは毎日これでずいぶんと頭を悩ましている。
 パソコンや携帯でのEメールの利点は「お互いが、心地よい感じの距離感で居られる」と、云う人もいる。一方では、スパム(迷惑)メールなどと云う表現もある。実際に顔を見てるわけではない。相手がどう解釈しているか分からない。
 やはり沈黙は金、雄弁は銀である。綴り方や喋くりは度を超えるとまずい。バランス感覚が大切だと思う。