四文字熟語

 プロ野球・巨人軍の新監督に原辰徳氏が就任した。記者会見をテレビで見たが、気になったことが一つある。四文字熟語が目立ち過ぎたのではないか。全身全霊、全知全能と畳み掛けるように発言していた。自軍を思う余りの自然の気持ちの発露として、そのような表現になったのだろう。だが私には「随分とオーバーな言い方をするなあ」と思えた。四文字熟語は含蓄が深い。2つも重ねて使わなくても十分気持ちは伝わる。
 それで思い浮かぶのは、おすもうさんだ。横綱昇進の際(大関もだったかな)、使者に対し自分の心構えを表すのに使う。どんなふうに言うのか興味深く聞いている。力士には寡黙な人が多いかも…。そんな時、蚊の鳴くような声で一生懸命などと発せられると、グッとくる。
 ところで文章を書くばあい、それは武器になる。自由自在に操ることが出来ると上達も日進月歩ではなかろうか。私は一心不乱になって勇猛精進してみることにする。蛇足ですが、なにか政治的意見を述べる際、四面楚歌の状態にしないでください。それと一度、花鳥風月を書いてみたいのですが全く出来そうにありません。
 指導鞭達をよろしく。