続・郵便局

 郵政民営化が実現される。だが、賛成論者が期待するように競争が働くか疑問視する見方が一部にある。旧国鉄は成功した。地域で分割したのがいいらしい。郵便局の場合、ただ株式会社にしただけで、この視点がないと指摘する学者もいる。“寡占”状態を作り出すだけだというのだ。限られた範囲内でしか競争がなされない。談合といっしょのことだ。戦前、三井、三菱、住友、安田という財閥が日本経済を支配していたが、敗戦でGHQによって解体された。
 競争を想定して現実にどの程度、それが働くかが問題である。事前に実験してみる訳にはいかない。やってみないとわからない。
 ところで雑談だが、私の身近に郵便局に関係している人はいない。今度、配達の人が来たら「どうぞ、上がってお茶など召し上がっていって下さい」と言ってみようかな。「お話をいろいろ聞かせて下さいよ」と馴々しい態度で、さらに「労働組合のお話なんぞを聞きたいな」と続ける。郵便おじさんは「そんな暇あるわけないよ、あんたアホとちゃうか」と、興奮気味に言うかもね…。