波乱含み

 ブッシュ米大統領が近く来日する。
 米国産牛肉については、年内にも輸入が再開される見通しだ。狂牛病をまだ心配する向きもあるが、牛丼の味の復活を望んでいる。あんなに安くて旨いものは他にはない。とにかく早く喰いたい。
 沖縄の普天間基地移設では県と国が揉めている。騒音で電話の音が聞こえないなどはしょっちゅうとのこと。事故のリスクも大きい。知人で沖縄の人が近所に夫婦と子供二人の四人で暮らしていたが、奥さんが「名古屋は馴染めない」との理由から下の女の子を連れて郷里に帰った。半年くらい前の話だ。その後正式に離婚したらしい。旧御主人と中3の男の子だけが残っている。
 ところで、チェイニー副大統領の側近が起訴された。報道は、ブッシュ政権イラク戦争を“こじつけて”開戦したそのツケが回って来て、政権中枢が直撃されたとしている。このニュースを聞いて、70年代のニクソン政権崩壊の原因となったウォーター・ゲート事件を想起した。詳細は知らないが、なんだかブッシュ政権の前途に暗雲が立ち込めてきたような感じがする。