京都議定書

 ブッシュ米大統領が来日する。京都で小泉首相との首脳会談が行われるが、そこで思い出されるのが京都議定書だ。地球温暖化防止を目的として先進国に二酸化炭素など温室効果ガスの具体的削減目標を定めた初の国際議定書で、民主党クリントン前大統領時代の1997年に採択された。内容は先進国全体では6種類のガス排出について、2008年から12年までの5年間で90年に比べて約5%減らすのが目標とされている。
 だが共和党ブッシュ大統領になって米国は約束を破った。オーストラリアもそうだが、脱退してしまった。理由はブッシュ政権が石油産業を基盤に成立しているからだという。ブッシュさんは「お母さんのお乳ではなく、石油を飲んで大きくなった」とも言われるくらいだ。兎に角、米国の石油の消費の仕方は凄いらしい。その大量消費の一部を発展途上国に回したら、さぞ世界平和への貢献も大きいだろうと考えるのですが。でもそんなことをしたら米国社会では暴動が起きますよね。
 ブッシュさんは京都に入る時に、「敷居が高いなあ」という日本的な(?)気にはならないでしょうね…。