健康について

 僕は60歳に手が届くところまで来た昨今ですが、幸い自分の体について具合が悪いと思われる箇所はどこもありません。唯一点、血圧の薬を飲んではいますが…。数値は安定しています。自分から「もうこんな人生は厭だから早く死にたい」などとは毛頭思いませんが、だからといって長寿に執着しているわけでもありません。
 人間は歳が来れば自然に消滅します。生老病死などといいますから、どこかの臓器が弱っても当然です。要は、歳相応かそれとも病的かが問題です。お医者さんは難しいことを言ってはいません。バランスが大切だと仰っているだけです。食事、睡眠、運動、便通等においてです。過食、美食は駄目です。勿論、タバコの吸い過ぎや酒の飲み過ぎもいけないに決まっています。若い頃は体に無理が効きましたので、少々のことは平チャラでした。鯨飲馬食も当たり前でした。
 中国の絵なんかに、髭を生やした随分と細身の杖をついた老人が描かれています。仙人とかいいます。長寿の代表みたいな人です。映画「赤ひげ」では千葉信男が演じる殿様(この役はテレビでは高木ブー)が赤ひげから減食を命じられ、高額の治療費をせしめられるシーンがあります。デブは駄目です。
 「健全な体に健全な心は宿る」と言われています。朝のラジオ体操をきちんとやる習慣を身につけましょう。