ニート問題に思う

 ニートの人たちは行政がいくら訓練や相談の場を用意しても社会に出て来ないから政策効果は期待できない。彼らの不参加が心の芯に起因するのであれば、その根は深い。ここら辺が難しい。昔、誰かに聞いたことがある。馬に水を飲ませようと池の端まで連れて来たものの、さて、いざとなってみると馬は嫌がってどうしても水を飲まない。この話を思い出した。少子化で労働力の不足が懸念されているが、政治は外国からの移入を云う前に、ニートの人たちの社会参加に力を注がねばならない。
 ところで、歴史上の傑物は本人の意志もさることながら、その時代の要請によって舞台に登場してくる。例えば、坂本竜馬杉村太蔵さんは当初「なんであんな軽薄野郎を国会議員にしたんだ」と批判された。だが今にして思えば、彼はニート問題の解決のために“時代から要請された”のではないだろうか…。やってくれるのは杉村君しかいない。頼みますよ。