痴漢冤罪

 僕はときどき地下鉄を利用する。何時からだか知らないが、朝の混雑時の一定時間、車両の一部が女性専用になっている。その光景を目にしたが、なんだか不自然な感じがした。痴漢対策だという。
 さて先日、地裁で痴漢有罪判決を受けたが、高裁で逆転無罪になった男性(43歳)の話がテレビで放送されていた。所謂「痴漢冤罪」である。この男性は人生の2年半を棒に振ってしまった。僕は、この事案に関わった警察、検察、地裁の人間が馬鹿ばっかりだと思う。そういう出来の悪い連中が権力側にいると、それがいかに恐いことかの実例ではないだろうか。
 今後、最高裁への上告があるのか無いのか注目されるが、果たして、この男性とその家族を苦しめた冤罪は無くなるのだろうか。