モチベイション

 WBCの人気が盛り上がっている。予想外だそうだ。松井、井口が出場しないのでモチベイションが今いちの感じの日本チームだったが、ここへ来て米国戦での誤審問題もあってテレビの視聴率は鰻昇りなそうな。だが16日、日本は惜しくも韓国に敗れ後退してしまった。一連の報道を見ていて、僕が関心を持ったことがある。それは、韓国内には選手に兵役免除の特権を与えてもよいとの世論があるという点だ。同国野球委員会の総裁は「今回は国威発揚、海外同胞の士気を高めた。4強で恩恵を」と強調している。これでは日本チームとは始めから“やる気”が違っていても仕方がないのかも知れない。
 果たして、日韓戦の勝負の分かれ目が徴兵制の有無に関係しているとは思いたくない。韓国の選手もそんな風には受け取って貰いたくないのではないか。あくまで純粋のスポーツマンシップを貫いた結果、勝利が後から付いてきたに過ぎない、そう世間の人たちには受け留めて貰いたいのではないか。
 それにしても、日本に徴兵制がなくてよかったわいな。