戦争の傷跡

 戦争を知らずに育った僕たちだが日常の様々な場面でその傷跡に出喰わす。最新のそれは「原爆症不認定取り消し」の大阪地裁判決だ。また、日本遺族会会長の古賀誠自民党幹事長が9月の自民党総裁選に向けた自らの政策提言で、靖国神社に合祀されているA級戦犯の「分祀の検討」を盛り込む意向を固めたとの報道があった。
 中国や韓国(北朝鮮は勿論)は日本に深い怨みを抱いている。これが取り除かれる日はいつか来るのでしょうか。(国際)政治が妥協の産物だとするなら互譲の精神はどのような場面で発揮されるのでしょうか。
 いつの時代でもそうだと思うのだが、日本は貿易を通じてより豊な社会を目指すべきである。そう考えると首相の靖国参拝は自ずから、その方向性が見えてくる気がするのだが…。「商売の話と政治は別だ」と主張する筋金入りの人たちがいるが、僕はそこの究極部分が今いち理解できない。