教育についての雑感

 先日テレビのお笑い番組で次のような小噺を聞いた。
生徒:「先生、皆が僕のことを馬鹿だ馬鹿だと言うんです。」
先生:「へぇー、どうしたの?」
生徒:「“ゆとり教育”の弊害じゃないかと思うんです(…!?)」
 ところで、私としては子供も成長しているし学校教育などとはもう縁がない。だが、戸塚ヨットスクールの校長が刑務所から出て来たり、教育基本法の改正が話題になっているのでそれなりに関心が出てくる。公立の義務教育では土日が休みになってしまい、それが原因で非行が増えたり学力の低下につながっているとの意見もある。小学生の頃、担任の先生による家庭訪問があった。今でもその制度はあるのかな。学校の先生は知識だけを与えればそれでいい。担任が生徒の家庭を訪問しても一文の得(知恵)にもならない。ゆとりだろうが詰め込みだろうが伸びる子は伸びるし、落ちこぼれる子はどうしようもない。
 悲しい現実だが、恵まれない家庭はいつの時代にもある。教育の問題を思う時にいつもぶつかるのがそれだ。