上坂さんの続き(1)

 文芸春秋7月号を買ってきて、今、上坂冬子さんの「北城さん、靖国は商売の邪魔ですか」を読み出した。これまでに自分が知らなかったことが多く書かれているのを発見した。自分は無知だったわけだが別にそれを恥だとは思わない。学習すればいいからだ。
 その中の一つを引用する。「…戦犯の処遇などに触れたサンフランシスコ平和条約締結に、ロシア(当時のソ連)、中華人民共和国中華民国台湾、韓国などは署名していない。加えて平和条約には、この条約の適用上、日本は署名した48ヵ国以外の国から、いかなる権利も権限も『減損されたり害されたり』されることはないと書かれている。つまり、この条約に署名していない中国などは戦犯問題に対して発言する資格はないのだ。」
 2、3日前に、フーチンタオ中国国家主席が訪日を検討しているとの報道があった。上述の上坂さんの指摘を中国が知らない筈はない。どう考えているのか知りたいものだ。
 今日午後から出かけるので、本屋に立ち寄り上坂さんの「戦争を知らない人のための靖国問題」(文春新書)を買ってこよう。